「115」  盛美津雄さんのこけし

盛美津雄さんに、左は「木村弦三コレクション」の盛秀型斜古ダルマ模様写し、10,7寸を平成21年11月5日に作っていただきました。右は、「Ⅰ 盛秀一家のこけし」掲載のMH6、盛秀型太胴・鯨目・ボタン・ダルマ模様写し、12寸を平成24年11月26日に作っていただきました。

私は、平成17年にこけしを集めはじめ、平成18年に津軽を旅した。それ以来、年に3、4回ほど津軽を訪ねただろうか!この当時、津軽こけし館において、月に1回新作こけしのオークションを行っていたので、下の本人型尺こけしを平成18年11月に入手しました。また、高さ7寸の大エジコ(小島俊幸さん木地、美津雄さん描彩)を平成19年2月に入手した。その経緯は、平成18年10月の第19回若手こけし工人フェステバル時での津軽への旅、HPの「こけし蒐集・津軽の旅と似顔絵」に詳しく掲載されていますので、ご覧ください。

美津雄さんにこけし注文をしても一切、お返事はなく、お訪ねするまで、入手できるか分かりません。4回お訪ねして、2回作ってもらえればイイ方です。また注文の様態通りに作っていただけるのは1回ほどです。各地のこけし展には数日前から並んで、入手して、80本ほどにもなっています。美津雄さんはその当時から度々、体調を崩され、制作も進まなかったようです。上記の2点に出会うまで、かなりの時間が必要でした。(現在も、制作が大変に難しいようです。)

私のこけし蒐集の主体である今晃さんが、平成25年夏、重篤状態で入院、平成26年5月に、嶽温泉から秋田の大舘市に移住されました。その状況と並行するように、今晃さんのこけし図譜「木おぼこ・今晃」を急遽製作、平成26年4月に発行しました。美津雄さんをお訪ねしても、こけしを作っていただけない状況が続き、いつしか、秋田の大舘に行くにも、弘前(温湯)を素通りするようになっていました。

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