令和2年の初「坂入ボックス」は、干支のネズミさんが2体、お雛様が2組、そして、令和1年挽き納と令和2年初挽きこけしが2本です。
左の干支のネズミさん(8cm)は、小山の上を南部こけしのキナキナのようにグラグラと動きます。右のネズミさん(8cm)は、凹み台座の上に蕪が乗り、ネズミさんは回転をするようになっています。蕪の乗せ方やネズミのバランスで動きがあって面白いです。我が家では、正月のネズミの兄弟(「ブログ141」 http://sanejiro.sakura.ne.jp/main/?p=3233)と一緒に、四匹が遊んでいます。
今年のお雛様は3種届きました。今回の内裏雛は、木ぼこの会頒布の「お雛様2段」と、また、違った形態と彩色を楽しんでおられるようです。今さんは、このようにお雛様や干支のネズミさんの各種を作られて、注文主さんの期待に応えられておられます。
イラストレータで、こけしや木地玩具愛好家の佐々木一澄さんが、「こけし図譜」を誠文堂新光社から発行されました。(定価1800円)11系統のこけし工人を訪ねられ、そのこけしと人物像をイラストと文章で解説されています。
津軽系の中では、今さんが取り上げられ、「工人・今晃さんの話」として、今さんのこけし遍歴や今こけしの深淵さに触れられ、佐々木さんの独自な見方、言葉で、今こけしを語っておられます。