「木おぼこの会」第10回頒布こけしが届きました。昨年2月の第7回頒布はお雛様フルセットでしたが、今回はお内裏様の立ち雛です。面取りの一部が残っている木地に、粗挽きの木肌になっています。大胆なこの筆使いは、今さん独特なものです。
猫車は、干支のイノシシ車を作られ、猫が何かにじゃれている様子を工夫されて、前輪を作られたようです。前輪は、左端の猫さんのように、外すことができます。猫たちも、これだけ集まってくると賑やかなものです。我が家では、「トコトコ動物」の孫のカニさんと一緒に、坂道を走り回っています。
木地玩具には、伝統的な伝承玩具があります。今さんは、独自的なイメージ化や創意工夫に見えない時を使い、各部位の制作や組み立てなどなど、手間暇がかかる作業になっています。そして子供の遊び道具としては、逆に高価なものとなってしい、観賞用になってしまったようで、なかなか、商売としては割に合わない状況のようです。木地玩具を作られる工人さんが少なくなってしまったことは残念なことです。
「木おぼこの会」では、今晃さんの弟子の石川美祈子さんの初頒布を行います。津軽系伝統型と本人型を作っていただきます。HPをご覧のみなさんにも頒布をしたく思っています。
また、木おぼこの会の頒布こけしを希望される方が多くおられます。木おぼこの会員は10人限定で始まったのですが、今さんと相談した結果、次回から希望者に一組頒布することにしました。希望者をこのHPから募って、頒布していきます。次回、11回頒布は6月です。