白根凧師風間正雄さんに、特注で、孫二人の似顔絵を描いた「祝い凧」(65㎝×90㎝) を作ってもらいました。横浜の公園では、孫と一緒に作った「バイキンマン」や「トーマス」などの凧を揚げて、遊んでいます。
私の出身地は、新潟市南区白根(旧白根市)です。毎年6月の第一土日を挟む5日間(今年は、6月6日から10日まで)、白根大凧合戦(新潟市南区観光協会http://www.shironekankou.jp/tako/)が行われます。人が乗っても大丈夫なほどの畳24畳(7m×5m)の大凧と、六角凧の巻イカ(2.8m×2.2m)を川を挟んで両岸から揚げます。空中で絡ませ、川に落とし、凧綱が切れるまで、綱引きをして「勝った!負けた!」と勝負をします。空舞う大凧や巻凧は雄大です。
町内には、その大凧や巻イカ、日本各地や世界の凧を常設展示した「しろね大凧と歴史の館」http://www.shiteikanrisha.jp/ootako/があります。ぜひ、観戦、見学をされたら楽しいと思います。
白根凧師の渡辺虎之助(1919年~1997年)さんは、五代目凧助、助五郎と称され、「芝居絵を描かせたら、当今、右に出るものがいない。」と言われた最後の白根凧師でした。(「日本の凧」著者俵有作、「白根の凧の全て」著者田村和雄参照)叔父と幼馴染だった凧助さんと私は囲碁仲でした。凧助さん作の巻イカを各種数十枚や、特別に染料で描いた凧絵を数十枚ほど譲っていただきました。知り合いに赤子が誕生した時には、お祝いで贈ってきたものです。囲炉裏部屋の天井にも畳一畳ほどの巻イカ、そして津軽凧を飾ってあります。
*「祝い凧」は、大凧に子供の誕生祝、入学祝などなどで、その名前や内容などを書いて、揚げてもらうものです。
*白根では、凧をどいう訳か、「タコ」ではなく「イカ」と呼びます。六角凧は「巻イカ」といいます。