私のこけし蒐集は2005年(平成17年)からで、2006年、初めて津軽を訪ねた。第19回若手工人フェステバルの特別頒布こけしは、津軽の工人11人の「ダルマ・ボタン模様」こけし(5寸)でした。津軽こけし館のセリで、落札しました。(「こけし蒐集・津軽の旅と似顔絵」 http://sanejiro.sakura.ne.jp/main/?page_id=20 参照)
2007年、第20回若手工人フェステバルの特別頒布こけしは、参加工人30人の「ダルマ模様」こけし(4寸)でした。これも幸いにして落札ができました。津軽系以外にはダルマ模様こけしはなく、各系統形態や工夫をされて、それぞれの工人さんの特徴あるダルマが描かれています。美轆会結成のもととなった「若手工人フェステバル」は、還暦を超えられた工人さんも多くなり、現在は「全国伝統こけし工人フェステバル」と名称を変えています。また、その美轆展も今年開催(10月30日、31日)が最後になるそうです。(「美轆展30年の軌跡」が、西田記念館にて、8月3日から11月30日まで開催されています。)
「ダルマ・ボタン」模様には佐藤佳樹(2007年1月死去・下の似顔絵)さんのこけしがありますが、「ダルマ」模様こけしにはありません。佳樹さんには「お前もヨシキ(良喜)か!俺もヨシキ(佳樹)だ!」と声をかけられ、親しくしてさせていただきました。(こけし手帖NO556号「もう届かないこけし」参照)その後には、小島俊幸さん、阿保金光さんもご逝去されました。十数年以上も経つとこけし界の様相も変わるようです。
このコロナ過、津軽や鳴子、各地のこけし行事は縮小、中止になっています。こけし蒐集の旅・こけしとの出会いも少なくなり、寂しい思いです。
・長谷川健三・今晃・山谷レイ・盛美津雄・奥瀬陽子・笹森淳一・本間直子・小島俊幸・阿保六知秀・阿保金光
・三春文雄・大沼秀則・吉田勝則・早坂利成・大沼靖男・朝倉光洋・陳野原幸紀・渡辺隆・阿部国敏・平賀輝幸
・井上はる美・佐藤英裕・小林清・六郷仁美・佐藤保裕・新山真由美・新山吉紀・佐藤英之・煤孫盛造・志田菊宏
*もし、希望の方がございましたら「ダルマ」模様こけし30本(三組箱入り)をお譲りしますので、「お問い合わせ」からご連絡をください。