6月25日~28日、JRの大人の切符を利用して、大館の今さんを訪ねてきました。高崎を早朝に発ちますと、新青森、弘前周りの大館で、お昼前に着きます。いつもは、街中で比内地鶏の親子丼を食べるのですが、駅前をウロウロしていると偶然にも、昼飯を買いに来られた今さんにお会いし、お昼食は急遽、比内地鶏駅弁になり、93歳のお母さんが作られたミズの酢ものも味わうことができました。
今さんは「昨日、清さんご夫妻が突然、お見えになった」と、驚かれていました。(清さんと連絡を取り合ったのですが、清さんとのスケジュールが微妙に違い、会合できず残念であった。)今回の「坂入ボックス」は、金次郎型2種と多兵衛型2種、描彩前の二人挽きロクロこけしです。
「今さんのこけし仕上げは、木地に蝋がけをせず、木賊(とくさ)仕上げが基本です。時としては、バンカキや木賊もかけずに、鉋痕さえも楽しむことがあります」「こけしを選ぶ時、描彩を見ないで、後ろ姿を見て選ぶ」など描彩前の姿かたち、二人挽きロクロの綱引きの鉋の走りや鉋跡、木肌への感触、返しロクロ線の味わいなどなど、挽き終えたこけしを手にされながら話された。
HP「木おぼこ・今晃」の全ての内容を印刷して送っていたので、これからの「木おぼこ・今晃」-坂入ボックスー、桑原さんの「今晃のこけし」などなどの編集や発行予定を説明しました。また、みなさんに今こけしとも触れ合っていただきたくもあり、その頒布方法やヤフオクでの出品、そして、将来的な「今晃こけし・坂入コレクション」の図譜掲載こけしへの公共機関への寄贈、頒布などを話していましたら、あっという間に、夕方になっていました。
26日は、秋田の桑原さんをお訪ねしました。座敷には、膨大な今こけしから残された100本ほどが並べてあり、そのこけしを1本、1本愛しむ様に、また、図譜「木おぼこ・今晃」、見本本の「今晃のこけし」の頁を捲り、話しは尽きることはないです。年3回程の今さん、桑原さん巡りが楽しみにもなっています。
27日は横浜の娘、初孫に会いに、28日は初めての西荻「KOKSHI EXPO」見学、午後は友の会6月例会で、今さんのこけしを1本ジャンケン大会に提供しました。
(上段右写真こけしは、後日(7月12日)、二人挽きロクロ返しロクロ模様に描彩をされたこけしが送られてきました。)
HP「木おぼこ・今晃」に掲載している「木おぼこ・今晃」-ダイジェスト版-、「今晃のこけし」、、、、、、、、「こけし・工人似顔絵図譜」などなどを項目毎に、全てを印刷して、今さんにお届けしました。なんとなんと!全体に1000頁以上にもなる膨大な量で、今さんもビックリでした。
ぜひ、みなさんもご覧ください。
(全項目、ダウンロードできますので、ご自由にご利用していただけましたら、嬉しいです。)