「227」「大湯、津軽、鳴子こけしまつりへの旅」

 6年ぶりに、今さんをお訪ねした。大湯温泉花海館の女将さんとも図譜発行祝賀会以来(平成26年9月)の再会です。女将さんの好意で、今さんご夫妻と夕食を一緒に過ごしました。お互い髪も白くなり、それなりの年月を思いました。今さんの笑顔にも触れ、一安心。

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 高崎を朝3時に出立、十和田湖に14時に着きましたが、エンストをしてしまいJAFでレッカー移動、修理で、結局、レンターカーで津軽を巡り、車を取り換えて鳴子のこけしまつりにも行ってきました。もう、70歳過ぎのオジイには、高速を120㎞で12時間は、厳しい津軽行でした。妻はホテルでは迷子になってしまうため、手に部屋番号「908」と書いたら、「806」室にいた。まあ、笑えの絶えない弥次喜多珍道中であり、これからも続きます。

 今回は、「今さんのこけし群を後世に残し伝えたく」て、木村弦三こけしコレクション収蔵の弘前市立博物館に図譜「木おぼこ・今晃」に掲載した今こけし群の寄贈要請でした。前もって、弘前市長さんや博物館長さんに手紙を差し上げていたのですが、「今晃様のこけし群寄贈のご相談をいただき、誠にありがとうございました。当館では、今後こけし関連資料を収集していく方針はございませんので、誠に申し分ありませんが、ご辞退申し上げます。」との事でした。その後、津軽こけし館に立ち寄り、こけし館のこけし管理維持や事業経営が不安定で、伝承館などもこけし工房「tsuN’agaru」さんだけが開店で、レストランや他の店舗は閉鎖中で寂しい状況でした。このHPの「こけし蒐集・津軽の旅と似顔絵」にあるような初めて津軽を訪ねた(2006年10月)津軽こけし館の賑わいは消えていました。

 どこかの公共機関でこの今こけし群寄贈をお受けいただけるところはないでしょうか!どなたか、この今こけし群を継承していただける方はおられないでしょうか?ご意見、ご協力をいただけましたらありがたいです。

          よろしくお願いいたします。

 弘前では石川美祈子さんにもお会いしました。今年の鳴子こけしまつりに初出品をされた。「これからはこけし工人としてやっていく」との思い、決意を語られていました。大いに期待をし、精進が楽しみになりました。

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