「92」 今さんの木地玩具

最近、作られた今さんの木地玩具です。鯉のぼりは兜をかぶった金太郎とセットです。そして、鯉、熊に乗った金太郎シリーズです。こけしは、初孫の晴くん誕生を記念して作ってもらいました。(このHPの「今晃のこけし」項目の「N 木地玩具」 http://sanejiro.sakura.ne.jp/main/?page_id=13 に掲載されています。)

鯉のぼりセットは、各鯉のぼりが嵌め込み式で外せます。紐を引っ張ると、鯉のぼり全体が上下します。支柱が竹ヒゴですから、全体が風に吹かれたようにユラユラ揺れて泳ぎます。風車は回転します。鯉のぼりや兜は中が刳り貫かれており、台や支柱の各部品の数、それらを含めた製作作業手数は膨大なものになります。今さんに聞きますと注文者の趣旨を得、「何を作ろうか?どのように作ろうか!」と、それを具体的に形にする着想と構想を練っている時間が一番大変なのだそうです。ことが決まれば作業手順に沿って、生まれ出そうです。しかし、昔の職人は手間暇がタダのようだった時代から、現在は、一つの木地玩具製作には手間暇がかかり、価格としてもそれなりになって、割に合わない仕事のようです。また、その木地挽き技術を習練され得ていない工人さん、木地玩具を作られない工人さんが多くおられるのも現実です。今さんは木地玩具を作られる少ない工人さんです。

最近、孫が二人生まれ、その孫へのおもちゃ・木地玩具を工人さん方々に注文をしましたが、なかなか作っていただけないことが残念です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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