「坂入ボックス」のこけしが届きました。令和4年挽納は南天模様(7cm)、令和5年の挽始めは松の芽模様です。木地玩具は「今年の干支・ウサギ車」(長さ7cm、高さ4cm)でした。今さんは南天模様をよく描かれます。「南天」は「難を転ずる」から縁起のイイものとして知られています。「松」は生命力が強く、長寿と繁栄を象徴する縁起木で、正月には門松です。
この時期の「坂入ボックス」には、大館市のアメッコ市の飴が一緒に送られてきます。除厄招福の「家運興隆」「交通安全」「穀物豊熟」の祈願札も入っていました。
「アメッコ市」は、毎年2月の第2土曜日と日曜日に、大館市の冬の風物詩として開催されます。古い記録によれば安土桃山時代の天正16年(1588年)から行われていたと伝わる。「ミズキ」の枝(みずみずしい赤い枝ぶりが良い)にアメを付けて、稲穂の代わりに神前に供え、アメを食べると風邪をひかない、邪気を払うのだそうです。1972年(昭和47年)、この風習を再興し、今は、100軒ほどの飴屋さんが出店し賑わいます。
「飴っ子おこうの物語」
気立ての優しい働き者の娘「おこう」が「白髭大神」に助けられたことから、病に倒れる人々のために薬のアメを作ろうと頑張り、夢枕に立った白ひげじいさまの教えをうけ、とうとう薬のアメを作り上げるという物語です。
当日は、大館市で最も高い山「田代岳」から神様がアメを買いにやってくるという言い伝えを再現した「白ひげ大神巡行」があるそうです。