「220」 今晃さんからの手紙(その1)

 今こけしの整理と共に、今さんからの数百通の手紙類も整理しました。今さんは結構マメな方で、こけしを送って来られる時は、便せんで季節の挨拶とこけし代金の明細があります。送金をすると、ハガキで代金受領の連絡があります。全て、手紙での連絡です。電話では数回しか、お話をしたことがないのです。最近になって気づいたのですが、お互いスマホを持っているので、メッセージでのやり取りもするようにもなりました。確かに?長谷川辰雄さんから「こけし署名はきちんと書くように!」と言われ、習字を習い、楷書での署名をされていましたが、見られた通り、今さんの文字は個性的な独自な筆跡で書かれています。

 上記ハガキ(平成25年6月14日付け)には、「七月九日、(訪問)了解しました。体調良くありません。まるで仕事ができません。かなり悪いようです。図譜にこのこけしとをとか、特にありません。こけし(名称)というのも木おぼこ(赤ちゃん)とかいうものはいかがでしょうか。小さくていいので、こけしの傍にそえてもらえればというのはあくまでも希望です。、、、下さい。」とあります。図譜製作での、今さんが掲載希望されるこけしや図譜の名称(「木おぼこ・今晃」)などについて意見をお聞きしている時でした。その直後、体調を崩されて入院をされ、長期療養の後、翌年(平成26年)大舘への移住と図譜発行になりました。(図譜「木おぼこ今晃」の「今晃のこけし遍歴」を参照)

 手紙やハガキには、今さんの近況や「こけしについての物の語り」もありますので、このHPで紹介していきます。

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