「114」 今さんと弟子の石川美祈子さん作こけし競作?

石川美祈子さんが、4月、津軽こけし館で,開館30周年記念展でデビューされました。10月のフェステバルにおいてもこけし販売をされました。現在は、弘前にて制作をされているとのことで、こけしには「弘前・石川」と署名されています。今さん弟子時代は、機械ロクロ作は「美」、今さんとの二人ロクロ作は「石川」と署名されていますので、区別がつきます。大阪こけし教室機関紙「こけし山河」292号に、中根巌さんの「新人紹介・石川美祈子」で詳しく紹介されています。

平成28年8月、「坂入ボックス」に2つのエジコ(「M089」)がありました。返しロクロ模様に、穏やかな表情ときかん気の二つの表情です。二人挽きでもあったので、今さん作と思って、よく見ましたら、一つは石川さん初作エジコでした。はてさて、どちらがどちら作でしょう??!

29年3月には、下の写真左「Q062」そして、30年2月に「P032」、4月に「P033」が届きました。

二人挽きでは、「互いに綱を引き、木地を挽き、互いに、その微妙な力加減や刃先の動きなどなど見、感じ、そして伝えあう」という、こんなに直な環境で進められるとは、弟子冥利でもあるようです。今さんも直弟子を得、大いに期待をされておられるようです。みな様におかれましても、石川さんのその精進を見守ってやってください。

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