「96」 菊模様の金次郎風鉈彫りこけし入手

先日、ヤフオクで、上写真右の菊模様の金次郎風鉈彫りこけし(「C077」)を入手しました。左は図譜に掲載した「C073」の伊太郎風鉈彫りこけしで、禰宜町時代に初めて作られた鉈彫りこけし2本です。

図譜「木おぼこ・今晃」の序文で、清俊夫さんは、「昭和57年9月、今さんは伴侶を得るとともに、新居を禰宜町に構え、「こけしの館」を辞し、独立することになるのだが、轆轤の入手が1ヶ月ほど遅れた。そこで生み出されたのが鉈彫りこけしであった。それは、円空仏の影響だったのか、はたまた、盛秀太郎さんの鉈での木取りをヒントにしたものだったのであろうか。今さんと二人で盛さんを訪ね、木取りを見せてもらったことがあった。今さんは、その段階ですでに完璧な形態となっていることに感銘を受けていた。ともあれ、この時の今さんの鉈彫りこけしは紫の伊太郎で、素晴らしいものであった。」と書かれています。

こけし手帖638号(平成26年3月号)「今晃さんの鉈彫りこけしと二人挽きこけし」に、今さんが初めて鉈彫りこけしを作られた時の感想を「盛秀太郎さんの鉈での木取りを見た時、それ自体が完璧な形態になっていることに感銘を受けた(下写真左)」「ロクロがない、今、木片に鉈を振るってみた」と書きました。それが先の「茶の伊太郎」風(「C073」)と「菊模様の金次郎」風(「C077」)を生み出されたようです。

それ以降、大湯温泉「花海館」所蔵の1m強もある丸太に挑戦されたり、本人型の鉈彫りこけし(「H007」「H491」=下写真中、右)を時々に作られておられます。

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