「87」 坂入ボックスが届きました。

 

 「木おぼこの会」第5回頒布こけしと一緒に、上記写真の「坂入ボックス」のこけしが届きました。左の大きな薄黄色い花模様こけし(16cm)は「何の花ですか?」と聞いても、「庭に咲いていた黄色い花です」と、いつも禅問答のようです。 続きを読む

「84」 福太郎さんがやって来ました。

東京こけし友の会新年例会に出席した時、ある愛好家の方から声をかけられました。「高齢でもあり、蒐集したこけしを整理したい」と話され、古品こけしリストと写真集を見せられました。そこには、伊太郎や幸兵衛、そして福太郎、庸吉に寅蔵、キンに周助などなど。そうそうたるこけしたちがありました。 続きを読む

「82」 「木ぼこ」頒布小寸こけし(塚越勇さんの解説)

昨年(平成28年)春に、閉店をされた町田市のこけし専門店「木ぼこ」(店主苅部りょう氏)では、今晃さんの小寸(3寸)こけしを頒布されていました。平成14年5月から平成25年1月まで、11年間に渡って、5本一組で63回、合計315本を頒布されました。 続きを読む

「81」 「坂入ボックス」のこけしが届きました。

先日、今さんから、下記の手紙とともに、今年2回目の「坂入ボックス」のこけしが届きました。お雛様の大寸ものや初孫2歳誕生日記念の木地玩具、初作小松五平型をお送りして、製作をお願いしていました。しかし、この冬、体調が十二分ではなかったようで、心配です。 続きを読む

「80」 今さん初作・小松五平型をヤフオクで入手!

今晃さんが昭和47年に、秋田の大湯温泉で長谷川清一型(「A001」下の写真2本)と一緒に、初めて作られた小松五平型こけし8寸(写真上左)をヤフオクで入手しました。図譜に掲載されている五平型こけし(写真上右「A017」)は6寸です。この8寸は、頭部の形も丸みを帯び、胴の中絞りが6寸より緩い。表情や筆の運びが6寸より初々しく、8寸の方が先に作られたようにも思います。 続きを読む

「79」 今晃さんの彦作型「引き眉」こけし

国恵志堂さんが開設されているHP「こけし千夜一夜物語Ⅱ」(http://fukujyusoan.moe-nifty.com/kokeshi_fan_night2/2016/10/post-1837.html)の「第124夜:引き眉こけし(今晃)」の話が掲載されています。その中で『戦前のこけしに、この引眉をはっきり描いたものを見たことはない。この引眉に最初に気付いたのは、福寿さんのえじこであった。当時は、えじこなので変化を付けるためにそのように描いたのだろうと思っていたが、今回の今さんのこけしを見て、それが引眉を描いたものであったことが分かった。また、こけしの奥深さを知る事例に出会った。「こけしの描彩、恐るべし!」である。』と記されています。 続きを読む