「1」 HP「木おぼこ・今晃」の紹介!

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HP「木おぼこ・今晃」http://sanejiro.sakura.ne.jp/を立ち上げ、みなさんにお届けすることができました。ぜひ、ご覧になってください。
掲載内容は、
・「木おぼこ・今晃」ー今晃こけし図譜ーは、26年4月に発行した図譜のダイジェスト判です。ご購入希望の方は、HPの「お問い合わせ」から、ご連絡ください。
・「木おぼこ・今晃」ー坂入ボックスーは、図譜を制作した25年12月以降=26年1月からの今こけしを掲載していきます。(26年作を掲載中)
・「今晃のこけし」ー今晃こけし・坂入コレクション解説ーは、桑原金作さんが「今晃こけし・坂入コレクション」の3000本について書かれた、今こけしへの解説となっています。「目次」に即しながら、各項目を随時掲載更新していきます。全体にはB5判で400ページほどになります。(F「嶽今晃・本人型」(4月に掲載予定)N「木地玩具」を全て掲載中)」
・「今晃さんのこけし」は、清俊夫さんが発信しているブログから、今晃さんのこけしに関する項目をまとめました。今こけしの解説ともなっています。(掲載中)
・「木ぼこ頒布小寸こけし」は、「今晃のこけし」の「組こけし」の中から、こけし専門店「木ぼこ」で頒布された315本を掲載しました。個別紹介掲載した方がイイものはHPの「こけし」項目の中で紹介をしていきます。(掲載中、塚越勇氏の寸評を編集中)
・「今晃(こけし)の文献と資料」は、図譜「木おぼこ。今晃」の「今晃に関する文献、資料等」の紹介した内容を掲載しました。(近日、掲載予定)
・「今晃・坂入良喜コレクション図譜」は、「今晃こけし・坂入コレクション」の30000本と「木おぼこ・今晃」-坂入ボックスー掲載の今こけし全ての写真図譜一覧です。(編集は終えていますが、最終的に掲載します。)
・「こけし・工人似顔絵図譜」ー全国編ーは、現在編集中で、できあがり次第公開をしていきます。似顔絵は350人ほど描き終えています。600人ほど描きましたら、図譜として発行したいですが??!です。(掲載中、進行中)
・「こけし・工人似顔絵図譜」ー青森県編ーは、私が趣味で描いている工人さんの似顔絵の中から、青森県の方々をまとめ、19年に発行した似顔絵集です。(掲載中。現在、在庫はありません。)
・「こけし蒐集・津軽の旅と似顔絵」は、第19回若手こけし工人フェステバルでのこけし蒐集、似顔絵写真入手のため工人さんをお訪ねした様子を各工人さんの似顔絵を織り込んで書きました。(掲載中)
・「歩季くんのおもちゃたち」は、30年前、一人娘、歩季くんに作ってやったおもちゃたちです。ぜひ、みなさんもお孫さんやお子さんに如何でしょうか!(3月に掲載予定)
上記内容は、こけし写真などはかなり画質を上げて掲載しています。その内容は、全てダウンロードできますので、みなさんの方で、ご自由にご利用ください。
このHPにご意見などがありましたら、このブログに自由に投稿をしていただき、今晃さんのこけしに触れ合っていただけましたら、嬉しいです。よろしく、お願いをいたします。
(昨年の26年4月に、今晃さんのこけし図譜「木おぼこ・今晃」を発行し、各地のこけし行事の全てにご案内をしてきました。また、HP「木おぼこ・今晃」を立ち上げ、このように紹介をしています。昨年末、HPの「ブログ」を操作ミスで、掲載写真を全て削除してしまいました。今回、新たに、編集をし直し、みなさんに公開しました。)

「14」 「木おぼこ・今晃」―坂入ボックスー新規更新!!

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このHPの「木おぼこ・今晃」―坂入ボックスーは、今晃さんの図譜「木おぼこ・今晃」に掲載した平成25年12月作以降、平成26年1月、大病からの小康復帰で、今さんが初めて作られた二人挽きロクロ作こけし(表紙)から始まっています。3月の図譜発行記念こけし=嶽での最後の製作こけし、5月、大舘に移住されてからの「二人挽き大舘初作(5月)」や「機械ロクロ大舘初作(10月)」などがあり、今晃さんの新境地、新時代を醸し出しています。 続きを読む

お年玉!今晃作「大ダルマとこけし」プレゼント

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お年玉!今晃作「大ダルマとこけし」プレゼント!!


 新年明けまして
       おめでとうございます。
       今年も、よろしくお願いをいたします。
昨年4月に、今晃さんのこけし図譜「木おぼこ・今晃」を発行し、各地のこけし行事の全てに参加し、ご案内をしてきました。また、このHP[木おぼこ・今晃」を立ち上げ、今晃さんのこけしと工人さんの似顔絵などを紹介、公開しています。これからは、「今晃のこけし」-今晃こけし・坂入コレクション解説―と「木おぼこ・今晃」-坂入ボックスー、「こけし・工人似顔絵図譜」-全国版―を、随時、編集しながら、更新をしていきますので、ぜひ、ご覧いただけましたら、嬉しいです。
今晃さんのこけし図譜「木おぼこ・今晃」の販売は、このHPを中心に行っていきますので、「問い合わせ」からご連絡をいただけましたら、ありがたいです。また、神田の「ひやね」さん、日野市の「たんたん」さん、市川市の「ジェットリンク」さん、仙台市の「カメイ美術館」さん、土湯温泉の「アサヒ写真館」さん、鳴子温泉の「たまごや」さんと「柿沢(是隆)こけし店」さん、四日市市の「Made in Japan CAROL」さんにおいて販売をしていただいています。各地のこけし館や西田記念館、弘前博物館、そして今さんの関係地の図書館などなどに、図譜は寄贈してありますので、ぜひ、ご覧になって、ご利用ください。
今回、掲載写真の大ダルマとこけしなどをお年玉として、ご希望の方にプレゼントをします。実は、東京こけし友の会新年例会において、昨年5月例会のように、図譜の販売とジャンケン大会に上記大ダルマとこけしを提供することにしていましたが、都合で、中止となってしまいました。今回、このHPをご覧になっておられる方々に、それらをプレゼントすることにしました。
・お年玉プレゼントは、①大ダルマ7寸(平成4年8月作=坂入コレクション「J002」と同一手で、所有している2番目に大きいダルマです。ビックリするぐらい大きいかも!)、②二人挽き・本人型2.5寸(平成26年2月作=二人挽き初作が1月で、その第2作目です。)③本人型8寸(平成2年9月作)、④茂太郎型8寸(平成6年12月作)、⑤今年初作のこけしか、干支です。
・ご希望の方は、このHPの「お問い合わせ」から、「問合わせ内容」欄に「お年玉プレゼント希望」と書いてお申し込みください。
・申し込み締め切りは、平成27年1月23日です。
・申込者が多数の場合は、私の方で抽選し、当選者に送料着払いで送りをします。(尚、当選者の方は氏名と県名をこのHPにて、明示させていただきます。)
*1月25日は、友の会新年例会に出席し、26日は大館の今さん、27日、28日は秋田の桑原さんをお訪ねしてきます。お年玉プレゼントの⑤は、その「坂入ボックス」の中からお贈りします。
 *友の会新年例会出席者にプレゼントする予定で用意をしていた今こけし200本ほどを、当選者以外の方にプレゼントします。(送料は着払いにさせていただきます。)ご希望の方は、「今こけし希望」を書いて、お名前、住所と電話番号、郵便番号を書いて申し込みください。

[12] [こけし・工人似顔絵図譜」新規掲載!!

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今年は、各地のこけし行事の全てに参加し、工人さんやこけし愛好者さんにお会いしてきました。鳴子では、伊藤松一さんが元気な姿を見せられ、松三郎さんの似顔絵をお渡しすることができました。女優の村井美樹さんと「鉄子の旅」をされて、その様子をマンガ本にされている漫画家「ほあしかのこ」さんにもお会いし、本人の描かれたこけしと一緒の似顔絵をお渡ししました。工人さんでは阿部木の実さんは梅木直美さん、富塚由香さん、長谷川優志さんや日下秀行さん、そして、友の会会員の方々などなど若い方を多く描きました。
こけし愛好者の佐藤健児朗さんには、友の会例会で初めてお会いし、依頼を受けて描きました。佐藤さんには、その似顔絵や全国版をFBなどに掲載、また、ヤフオクに出品されていた「こけし・工人似顔絵図譜」―青森県編―を落札していただいたりと、何かと宣伝?賑わしてもらいました。
HP「木おぼこ・今晃」の中で、「こけし・工人似顔絵図譜」―全国版―には、描き終えた各工人さんの似顔絵を随時、追加掲載していきます。今回、その「番外」項目を作り、こけし関係者や愛好者さんの似顔絵も掲載しました。ぜひ、ご覧ください。
これからも工人さんの似顔絵を描いていきたいのですが、なかなか、工人さん、特に故人となられた工人さんの顔写真を入手することが困難な状況です。もし、みなさんにおかれまして、顔写真を提供していただけましたら、似顔絵を描き、その似顔絵を無料で進呈いたしますので、ご協力をいただけましたら、嬉しいです。
尚、このHPに掲載されている「こけし・工人似顔絵図譜」―全国版―は、全てダウンロードができますので、印刷、製本をされましたら、一冊の小冊子(全200頁ほど)になるように編集してありますので、ご利用ください。

「8」 「こけし蒐集・津軽の旅と似顔絵」新規掲載!!

 

 私のこけし蒐集は、10年にも満たない(歳だけはとっても?)若輩です。こけし蒐集に出かけた後、「○○年こけし蒐集・○○の旅」として、その様子などを書いています。初めて津軽をお訪ねした様子を上記表題で、このHPの「こけし」項目に「こけし蒐集・津軽の旅と似顔絵」(11ページ)の表題として掲載してありますので、ぜひ、ご覧になってください。
2006年10月、初めて津軽を訪ね、「第19回若手工人フェステバル」に参加しました。まだ、あの豪快な佐藤佳樹さんや気持ちの優しい小島俊幸さんがご健在な時でした。こけしのことを全く知らない、ともかく、愉快な、賑やかな津軽こけし館長の福士収蔵さんなどなど、懐かしい場面が思い浮かびます。福士さんは工人さんが展示販売をしている隣の部屋で、オークション開催をされ、「このこけしは誰の?」「このこけしはいくら!ハイ、2000円で落札!」と景気はイイのですが、工人さんは3000円で売っておられるのですヨ??!そんなエピソードもありました。現在は、「お山の学校」(資料館)を主催されて、手打ち蕎麦学校も開催されています。
そして、似顔絵用の顔写真入手の為に、津軽の工人さん、故人になられた工人さんのお身内の方々をお訪ねして廻りました。今さんとは、この時初めてお会いしました。お伺いをし、こけしの話、裸での子育て?私の障碍者との関わりや焼きものの話などなど、互いの生き様に、何となく、波長があったようです。
「小さな展示会」は、或る障碍者施設で焼きもののボランティアをしています。重度の知的障害に、肢体不自由などなどの重複障害がある方々です。不自由な手足で握りしめた粘土の塊、押さえつけた粘土の塊を(私が中を刳り抜いて)、オブジェや一輪挿しなどに仕立てて焼き上げました。どこか、小さなお店の片隅に「「小さな展示会」として、作品を販売しています。そこに、今さんのこけしを添えました。(みなさんの食卓や玄関口、トイレの片隅などに一輪、如何でしょうか!)
現在、今さんは下半身の麻痺や痺れ、そして、それに付随した症状、両手指のリュウマチ症状があり、かなりの状態、状況です。私は40年間、障碍者の支援や介護の仕事をしてきたものですから、いろいろとお話もしました。
表紙の岩木山風景画は大学時代の友達、画家の照沼光治の作品です。「木おぼこ・今晃」を贈り、今さんのこけしをイメージして描いてもらいました。画題は「凛雪」です
 

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「9」 松谷伸吉さんと今さん!!

松谷伸吉さんと今さん!
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今さんのこけし図譜「木おぼこ・今晃」の製作に当たって、平成25年6月、山口県宇部市の清俊夫さんをお訪ねしました。今こけしの初期、弘前時代や嶽初期のこけしを拝見させていただき、署名「岩木山・嶽・今晃」こけし、笹竹こけしなどなどを貴重なこけし群を譲っていただきました。(このHPの「今晃さんのこけし」―清俊夫さんのブログ・今晃こけしの解説―参照)その足で、出雲市の松谷伸吉さんをお訪ねし、「木おぼこ・今晃」の見本本を見ていただきました。 続きを読む

「10」 高橋通さんと順子さんの「坂入ボックス」のこけし!!

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高橋通さんと純子さんから「坂入ボックス」のこけしが届きました。現在、お二人はこけし制作を休業されています。
平成23年3月11日の東北地震での福島原発事故で、南相馬市原ノ町で生活をされていたお二人は、現在も山形市旅籠町(「みちのくこけしまつり」会場のナナビーンズ近く)で避難生活をされています。 続きを読む

秋の「坂入ボックス」

秋の「坂入ボックス」
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今さんから秋の「坂入ボックス」のこけしが届きました。前回の「坂入ボックス」から2ヶ月です。今回は二人挽きロクロ作から、大舘での初めての機械ロクロ作もありました。多兵衛型にはロクロ模様に少しフリーハンドの模様が描かれています。また、私の好きな本人型が数本あり、嬉しいですネ。大舘で、新たな境地での大舘時代がはじまるようです。
こけし署名は、大舘に移住されてから、大舘初作の二人挽きロクロ作は「大舘晃」です。今回の機械ロクロ製作の大舘初作は、特徴のある署名「晃」になっています。嶽時代の署名「晃」は草書体でしたが、大舘での新たなる出立を署名でも表出されています。(今さんは、新たなる環境や心境の変化において、こけし署名もそれにあわせて替えてこられました。それらは今さんのこけし図譜「木おぼこ・今晃」の「こけし署名の変遷」で、各時代時代の署名を紹介しています。)
多兵衛型こけしや本人型こけし、木地玩具などは、各こけし注文者に配慮されて、形態や模様に若干の違ったものを作られます。「木おぼこ・今晃」のP317にある木地玩具、「N096の干支ヘビ」や「N085の干支ウサギ」などは、その例ですネ。その辺が今さんの心憎いところでもあります。
今さんの体調は、下半身の痲痺や痺れに、指はリュウマチ疾患のためか、指関節がかなり固まっており、多くのこけし制作には、まだまだ、体力的には大変なようです。しかしながら、嶽において、機械ロクロや木地を大舘に運んだ後、今冬期は鉈こけしや板絵、丸太を刻んだお雛様を作っておられました。(HPの「坂入ボックス」を参照)そして、手元にあったベアリングや機材で、二人挽きロクロを自ら製作され、奥さんに綱を引いてもらっての「二人挽きロクロ製作こけし」に挑戦されています。そして、大舘においての機械ロクロでの常寸こけし制作も開始されました。その弛まぬこけしへ製作への執着、意欲には、ただただ感服、敬服です。

「あるこけし店主の話」

4月の土湯こけしまつりから始まったこけし行事も、10月の津軽こけし工人フェしてバルで終えました。私はこの1年、4月に今晃さんのこけし図譜「木おぼこ・今晃」を発行してから、4月の土湯、5月は白石と友の会例会、6月は青葉こけし会30周年祝賀会、7月は美轆会、9月は鳴子、10月は山形と遠刈田そして津軽へと、全てのこけし行事に参加して、みなさんに図譜発行やHP立ち上げ案内パンフを配布してきました。
 そして、多くのこけし愛好者や「コケ女」といわれる若い方々とも接してきました。鳴子こけしまつりや津軽こけし工人フェステバルでは、近来にない多くの方々がおられました。多くのこけしグッズのお店や展示されているこけしなどなど、何か、私がみる伝統こけしとは、チョット違う感覚がありました。そんな時、あるこけし店主から以下のような手紙をいただきました。   
     「あるこけし専門店主の話」
 こけしマニヤの移り変わりに、ここ数年、大きな流れがあったと思うことが多いです。第三次こけしブームは、少々大袈裟にしても、マニヤが増えたことは喜ばしいことではありますが、明るい兆しとは言えないと考えています。私が最初の1本を買い求めたのが昭和49年の40年前、20代の頃です。当時、こけしに興味を持ち始めるのが40歳過ぎの男性でした。男性はマニヤになりますが、女性はこけし愛好家で終わり、のめり込む方が少ないと思います。男性は夢中になって買い漁りますが、女性は堅実でどこか醒めています。
 ここ数年に増えた方々は女性の20代、30代の愛好家で、部屋で飾るこけしが何本かあればいいと考えている方が多いです。今の若い方の特徴は、4つの「ない」だと話をしています。
  1,数多く買わない。(せいぜい、1,2本。携帯で写真だけを撮って帰る方もいます。)
  2,古いこけしは買わない。(中古品こけしには興味を示さなく、1000円前後が多く、せいぜい  3000円止まりです。)
  3,大きいこけしは買わない。(7寸以上を買う人は少ない。私などは尺以上が大きなこけしと言っていましたが?)
  4,こけしの文献を読まない。(可愛い、小さなこけしに興味があるのであって、こけしの事には関心がありません。)
 当店に来られた若い方で、尺以上のこけし、こけし本に触る(見る)方は本当に少ないですね。現在は、伝統こけしらしいこけしは売れません。作並や山形は、以前から人気がありませんが、鳴子や遠刈田のこけしも、人気は全くありません。「人は増えましたが、明るい兆しじゃない」と言いましたのは、伝統こけしが求められない、何か、異質なもの(こけし)を若い方は求めていると思うからです。
 こけし工人には日々の生活がありますから、売れる物を作ることは、止むを得ないと思っていますが、厳しいことでもあります。敗戦後の20~30年代は、アメリカナイズがもてはやされ、伝統こけしは全く売れず、新型こけしブーム時代がありました。そこからの伝統こけしの脱却と再起は、先覚者達の尽力がありました。その状況は今と良く似ています。そのような第三次こけしブームといわれる新型風のこけしが売れるのも近々終えるものと思います。その次がどうなるか?!さらなる、伝統こけしの低迷期が訪れ、伝統こけしも消え去ってしまうのかと、大いなる危惧をしています。