「155」 お花シリーズの「坂入ボックス」

 今年、4回目の「坂入ボックス」のこけしが届きました。前回に続き胴模様には、野の草花が色鮮やかに描かれて、お花シリーズになってきました。

胴模様は、油絵具で描かれ、一段と色鮮やかに仕上がっています。左から①コスモス(13㎝)、②ケイトウ、③ダリア(10㎝)、④水引草、⑤?、⑥ほおずき、⑦千日紅⑧ケイトウ、⑨つゆ草、⑩?、⑪千日紅(16㎝)です。今さんは、⑤と⑩の花の名前は、知らないそうです。どなたか、ご存知の方は、お教えください。

          「コロナ過・励まし、励まされ!」

 2020年、ブログ「141・あけましておめでとう」(http://sanejiro.sakura.ne.jp/main/?p=3233)のネズミさんから始まった今年でした。このコロナ過では、正直、コロナ鬱でした(です!)。

 3月、戦々恐々として、開店前のドラッグストアーに3~4時間前から並び、マスクや消毒液を買い集めては、横浜の一人娘夫婦と孫二人、妹夫婦に甥夫婦に送っていた。そして、娘家族の罹患、自宅療養に備え、食糧を確保していたものです。自らへの感染は、志村けんさんの罹患、死去をみて覚悟をした。(妻は茨城で97歳の母親の介護です。)スティホームや日常では、誰とも会わない(会えない)日々が続き、参った。裏山の「よしき公園」(地区の学童たちに一般公開した。)整備、工人さんや高崎まつり風景の似顔絵描き、今晃さんのこけし図譜Ⅱの編集と今こけし群の整理、そして、最後の焼きもの(陶芸)へと気持ち向けるものの、夜の孤独時間はきつかった(きつい)です。今は、ともかく、「死ぬまで生きよう!」と喰いしばっている。今さんには、『「木おぼこ・今晃」―今晃こけし図譜Ⅱ―の製作発行ができなかったら、申し訳ない』と伝えた。

「146・2回目の坂入ボックスのこけし!」(http://sanejiro.sakura.ne.jp/main/?p=3303)では、、コロナ渦中で、身動きのできない状況です。横浜の孫たちの生活に何かあれば、覚悟を持って支援に行きます。今さんのこけしが届き、ホッとした。握りしめていたら、涙が止まらない。

「147・ヤフオク出品を中止!」(http://sanejiro.sakura.ne.jp/main/?p=3314)では、、、島津型白胴尺5寸、マスクは、5歳の孫が娘と一緒に、一針一針、縫ってくれた。

「148・コロナ大祓いの神事」(http://sanejiro.sakura.ne.jp/main/?p=3320)では、、、奈良時代の秋田城跡から人面墨書土器が発見された。人面墨書土器に息を吹き込んで、人についた禍いや汚れを水に流してお祓いをした。今さんはその人面墨書をこけしに描彩された。

「150・孫たちのコマ遊び」(http://sanejiro.sakura.ne.jp/main/?p=3822)では、5月末、コロナ渦中、孫たちが遊びに来た。「おじいー!おじい―!」と、着くなり、飛び込んできた。オバアも茨城から戻って来て、みんなとは5カ月ぶりの再会でした。夏休みでは、9日間ほど過ごした。朝6時前に起こされ、三度のご飯作りに、毎日、午前の3時間は市民プールで遊び、午後は遊園地や公園、夜は風呂に花火でした。孫台風上陸には、「オジン冥利」をはるかに超えた嬉しさとしんどさでした。

今さんは、私のコロナ鬱に、「世の中、大変なことになってしまいました。生きているといろいろなことが起こるものです。坂入さんもですが、私もコロナにかかったらおしまいでしょう。やっと生きている有様です。今まで生きてこられたのが不思議です。坂入さんにもずいぶん御世話になりました。感謝しかありません。人生、つかの間です。やれるだけのことはやっておきたいものです」と、励まされました。そして、「お孫さん、可愛いです。坂入さんも元気を取り戻した様子で安心しました」と、大舘の「バナナ最中」が送られてきました。

胴模様には、私が好きな草花をお花シリーズのように、色鮮やかに描き、励ましてくれているようです。粗挽きされた木肌は、握りしめると肌にぴったりと馴染み、癒してくれる。

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